【5/21】「esse-sense Academic Talk」八重洲灯台談話会 vol.5
ゲスト:東京大学 大学院理学系研究科 宇宙惑星科学機構教授 橘省吾さん
研究「知」を社会に繋げるKnowledge Techカンパニー「エッセンス」と東京大学のURAとの協働で、5月21日にesse-sense Academic Talk「八重洲灯台談話会 vol.5」をお届けします。
東京ミッドタウン八重洲で地域との連携を起こす融合の場POTLUCK YAESUで開催する第5回目「八重洲灯台談話会」にお越しいただくのは、東京大学大学院 理学系研究科 宇宙惑星科学機構教授の橘省吾さん。
2009年から「はやぶさ2」のプロジェクトに関わり、2021年6月に採取した小惑星「リュウグウ」試料の初期分析に関わる総勢269名の初期分析チームの統括を担う橘省吾さん。この分析では、わたしたち生命の材料となる物質がどこからやってきたのかという起源に迫ることにも期待が高まります。
我々はどこからきたのか。
そうした起源に迫る橘さんは、「惑星形成論という分野があり、惑星に至るまでの物理過程を理論的に研究したりシミュレーションしたりする研究がありますが、私は物理だけの世界としてではなく化学や物質の観点を入れて、惑星形成過程を理解したいと思っています。そのために必要な実験はできるだけやってみたいと考えています。」と語ります。
※橘先生のインタビュー記事「地球という惑星が誕生した起源を探る旅は続く」はこちらよりご覧いただけます。
実際にものを見てみないとわからない世界がある。
そんな、理論と現実の橋を渡す宇宙の研究。そのおもしろみに迫る2時間です。
みなさまのご参加をお待ちしています。
ゲスト
橘 省吾
東京大学大学院 理学系研究科 宇宙惑星科学機構 教授
1973年生まれ、大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻修了(博士(理学))。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻助教、北海道大学大学院理学院自然史科学専攻准教授を経て、2017年から現在は東京大学大学院理学系研究科附属宇宙惑星科学機構の教授。2019年、JAXA宇宙科学研究所特任教授。専門は宇宙化学。宇宙や太陽系を再現した条件での化学反応実験を中心に、太陽系の初期科学進化や惑星の化学的多様性の解明をめざす研究を行っている。国際隕石学会ニーア賞、ゴールドシュミット会議ガストレクチャーシップなどを受賞。著書に『星くずたちの記憶――銀河から太陽系への物語』 (2016年、岩波科学ライブラリー)、『惑星地質学』(2008年、東京大学出版会、共著)などがある。
インタビュー記事:https://esse-sense.com/articles/114
イベント名称 | 「esse-sense Academic Talk」八重洲灯台談話会 vol.5 |
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ゲスト | 東京大学大学院 理学系研究科 宇宙惑星科学機構 教授 橘省吾さん |
開催日 | 2024年5月21日(火)18:30〜20:30 ※終了後、交流の時間を設けます |
会場 | 【東京会場】東京ミッドタウン八重洲 イノベーションフィールド5階 POTLUCK YAESU スタジオ 【オンライン会場】ZOOMを使用します ※オンラインでの参加には、視聴のための通信環境が必要です。 Zoom社の推奨システム要件はこちらから確認ください。 |
主催 | 主催:株式会社エッセンス 共催:三井不動産 POTLUCK YAESU 協力:NPO法人ミラツク / UTRA(The University of Tokyo Research Administrators) |
参加費 | ・一般参加(現地参加) :¥1,000(1ドリンクチケット付き) ・一般参加(オンライン):¥500 ・エッセンス研究者パトロン参画ユーザー(現地参加): ¥500(1ドリンクチケット付き) ・エッセンス研究者パトロン参画ユーザー(オンライン):無料 ※エッセンスパトロン参画はこちらから行うことができます。 ※事前参加登録が必須です / 東京会場は定員30名まで。 |
申込み | |
プログラム詳細 | ■プログラム 18:30 イントロダクション、チェックイン
■八重洲灯台談話会 vol.5 企画 研究者コーディネート
■進行 西村 勇哉(NPO法人ミラツク 代表理事 / 株式会社エッセンス代表取締役) 1981年大阪府池田市生まれ。大阪大学大学院にて人間科学の修士を取得。人材開発ベンチャー企業、公益財団法人日本生産性本部を経て、2011年にNPO法人ミラツクを設立。セクター、職種、領域を超えたイノベーションプラットフォームの構築と、大手企業の新領域事業開発支援・研究開発プロジェクト立ち上げの支援、未来構想の設計、未来潮流の探索などに取り組む。2021年に株式会社エッセンスを設立。2021年9月に自然科学、社会科学、人文学を領域横断的に扱う先端研究者メディアesse-senseをリリース。知のアクセスを実現するKnowledge Tech企業として、研究によって生まれる「知」が活かされる社会の実現に取り組む。滋賀県大津市在住、3児の父。大阪大学社会ソリューションイニシアティブ招聘教授、大阪大学人間科学研究科後期博士課程(人類学)在籍
【エッセンスについて】 2021年3月に沖縄県所在のOIST(沖縄科学技術大学院大学)に本拠を設けて設立。2021年9月より、基礎・応用、自然科学・人文社会学・社会科学の多様な領域の研究者に焦点を当てたWEBメディア「esse-sense」をリリース。2023年9月に、研究者に継続的な資金提供を行い知の循環を生むための月額パトロンサービス「esse-sense」をリリース。独自アルゴリズムによる視野が広がる情報との出会いを提供する推薦システムを開発・導入するなど、テクノロジーの力で、研究「知」と社会をつなげるKnowledge Techスタートアップ。 |